月曜日, 5月 19, 2008

犯人のいない殺人の夜

タイトルに惹かれていた本でした。
ただ、ページを開けてみると衝撃の短編集。
かるいショックから入っていった本です。
単純に短編集が好きではない私の意見ですので
意見がある人はスルーして下さい。

読んでいるときは短編集のわりに以外と面白いなと思ったのですが
読み終わって目次を見てみると
やっぱり「う~ん」って感じを否めません。

それぞれ感想を。
・小さな故意の物語
読んでいる時は引き込まれていたかもしれません。
それでも最後まで面白いとは思えませんでした。
とにかく、盛り上がる事もなく最後までたんたんと進み
意外とは言えない犯人?(って書き方が良いかは分かりません。)
こんな事で殺人までいくのかと言える動機(まあ、人の悩みなんて他人には分かりませんが)
面白いとは言えない問題は尽きない気がします。

・闇の中の二人
この本で一番頂けなかった気がします。
犯人を分かる事が重要ではありませんが、
犯人が分かってしまうとストーリーがある程度頭で組立ってしまうため、
最後まで当たってしまうと内容が半減してしまいます。
この作品で言いたかった事は分かりませんが
まあ、面白いとは言えない作品ですね。

・踊り子
最初から最後まで読むのが辛かった作品です。
引き込まれる事もなく、内容も今一で正直東野圭吾さん好きの私には
がっかりと言っても良い作品です。

・エンドレス・ナイト
踊り子と同じです。
それ以上は書けません。

・白い凶器
読んでいるときは、それなりに引き込まれていたのですが
終わってみると「う~ん」としか言えません。
この辺りが短編って感じです。

・さよならコーチ
正直、あんまり面白くありませんでした。
読み方として間違っているかもしれませんが
犯人が容易に検討が付くので、そこから頭の中で逆に組立ってしまい
証拠等の予想がすべてにおいて的中してしまった作品でした。

・犯人のいない殺人の夜
タイトルになっただけあってこの中では抜群に面白いと思いました。
多分この手の作品にいろいろと読み応えを与えてくれる肉付けがあるだけで
私自身は楽しんで読むのだと思います。
簡潔で良いという考え方もあるとは思いますが、
やっぱりそれなりのボリュームを楽しんでいるところもありますので
短編と言う事が今一でした。

なんか今回はながながと感想を書いてみました。
書いていて思ったのですが、自分が短編を嫌いな訳が分かってきた気がします。

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