昨年話題になった「手紙」を読みました。
内容は最高でした。
推理小説というジャンルではないと思います。
東野圭吾さんは本当に素晴らしい作家です。
なぜ、こんなに様々なジャンルの内容を書けるのか
不思議でしょうがありません。
これだけ様々なジャンルを書いて、
どの分野でも面白いものを書き上げているのは
宮部みゆきさんくらいしか私は知りません。
内容については、書いてあること書いてあること
私には理解でききれない事がかなり多いと思います。
理解しているつもりでも、実際に私が同じような事となったら
どのように振舞えるかが分かりません。(弟の方です)
いろいろと頭を打たれる箇所はあったのですが
その中でも一番打たれたのは
会社の社長の言葉にあった「差別は当たり前」ってところでしょうか。
確かに本を読んでみると現代社会と大して違いのない
回りの振る舞いは差別を感じさせます。
そしてこれ自体は当たり前というところです。
多くの人は私同様回りに犯罪者の近親に当たる人がいないと思います。
そのため自分がそのような人にどのように振舞うかは
イメージは沸かないと思います。
差別なく振舞うと思っている人がいても
他のほとんどの人が差別して振舞っている状況で
最後までそれができるかは分かりません。
何か、この辺を深く考えさせられた本でした。
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