月曜日, 8月 20, 2007

「幻夜」

「幻夜」は東野圭吾さんの作品です。
まったく前情報なしに読んだのですが、非常に面白い作品だと思いました。
最初に「白夜行」に似てる書き方だなと思って読んでいました。
「白夜行」は非常に面白い作品でしたし、
あの書き方の手法が好きだったため「幻夜」が面白く感じるのは当然なのでしょう。

読み進めて行く内に、ある疑念が湧いてきました。
その疑念とはずばり「白夜行」続編なんじゃないの?ってところです。
気になってしょうがなかったためインターネットで調べると
あっちこっちに出ている続編説、しかも私と違い漠然としたものではなく
きっちり内容に触れて証明しているサイトなど違った意味での面白さもありました。
結果としては続編で間違いありません。
またネットでは「幻夜」否定説も発見しましたが、私は「幻夜」は肯定派ですね。
・多くの否定説は「白夜行」の方が面白い
・2番善次狙い
というものです。

たしかに私自身も「白夜行」の方が面白かったです。
でも、それは先に読んでいた為、「幻夜」にはある種の免疫が出来たいたような気がします。
もし逆だったら、違った結果となったかもしれません。
もう、無理な事なのですが...

もう一つ「白夜行」の方が面白いと思った要因に
陰の役をこなす人物の差であった気がします。
でもこの辺りは作者としてはわざと、違いを出したのでしょうね。

どちらにしてもお勧め作品である事には変わりありません。
「白夜行」の方が面白いからお勧めじゃないというわけではありませんから。
少なくとも「白夜行」と呼んだら「幻夜」も呼んだ方が良いですね

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